ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッ!!!!
あゆ:「うぐぅ〜!!どいてどいて〜!!」
何人もの人を避けながら、月宮あゆは商店街の中を疾走していた。
(商店街を抜ければ駅までもうすぐ・・・うぐぅ〜、人がいっぱいだよ〜。
え、何でそんなにも急いでるんだって? 実は・・・
うぐぅ・・・食い逃げなんかしてないよ!!
もっと良いことのために走ってるんだよ。
あ、もちろん食い逃げは悪いことだよっ!!
もうあんな事してないよ!!)
ボソッ(・・・たまにやっちゃうけど)
(そ、そんなことより今日は他の人達に黙って、祐一君と2人ッきりで・・・
その・・・りょ、旅行なんだよ!!
・・・だけど、ボク・・・寝坊しちゃったんだよ!!!)
あゆ:「祐〜一く〜ん」
ドンッ!!!ずざ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あゆの攻撃
うぐぅタックル!!
祐一に9999のダメージ!?
祐一は死んでしまった・・・
祐一:「うう・・・し、死んでねぇぞ・・・」
GUT発動
ただ今の祐一のHP1
あゆ:(ふう、約束の時間の1分前。なんとか間に合ったよ・・・
さっき、何かに当たったきがしたけど・・・
あれ? 祐一くん・・・あんなところで寝てて寒くないのかな・・・?)
あゆ:「祐一君、風邪引いちゃうよ?」
祐一:「・・・だ、誰のせいだと・・・」
あゆ:「あ、そ、そんなことやってる場合じゃないよ、祐一くん!!
電車が行っちゃうよ!!」
祐一:「何っ!? あゆ、行くぞ!!」
祐一はあゆの言葉を聞いた
HPが3651回復した
現在HP3652
あゆ:「回復速いね、祐一くん」
祐一:「そんなこと今はどーでもいい!!走るぞ、あゆ」
そう言って、祐一はあゆを放っておいて全力で駅前の階段を駆け上がっていった。
あゆ:(うぐぅ〜、今走ってきたところなのに・・・自分だけ先に行くなんて
・・・いぢわるだよ。
この荷物、すっごく重いのに・・・って、あれ? ボクの荷物は何処に・・・?)
祐一:「何やってるんだ、早くしろよー」
あゆ:「うぐぅ・・・そんなこと言われても荷物が・・・あ」
祐一:「早く来いよ」
そう言う祐一の手にはあゆの見たことのあるオレンジのスポーツバッグが・・・
あゆ:「・・・うん♪」
(祐一くんはやっぱり優しいよ♪)
あゆと祐一は何とか電車に乗り込めた。
あゆ:「楽しみだよ〜」
祐一:「そうか? さすがにこの町も10月に雪は降らないからな。
北海道で一足先の雪を拝むのも悪くはないと思ったんだ」
そんな取り留めのない話をしながらあゆと祐一は幸せそうに笑い合っている。
祐一は邪魔が入るわけが無いと安心しているので
この旅行にはいつも以上に力を入れていた。
しかし、そんな思いは天使も叶える事が出来ないようだ・・・
?:「あう〜・・・私を放っておいて・・・祐一、許さないんだから!!」
?:「相沢さん・・・私というものがありながら・・・」
?:「私は旅行に連れて行かない者を討つ者だから・・・」
?:「あはは〜、楽しみです〜♪」
?:「祐一さん・・・お薬が必要なようですね・・・」
?:「栞を悲しませる者には死を・・・」
?:「美坂と旅行・・・ぐふふふ・・・これわ・・・チャンス・・・ぐはっ!!」
?の裏拳が炸裂
?に7812のダメージ
?は死んでしまった・・・
?:「ったく、何を考えてるのよ・・・」
?:「うう・・・み、美坂〜・・・」
GUT発動
?のHP1
・・・Kanonの男キャラは根性だけはあるらしい・・・
?:「く〜・・・」
?:「あらあら、名雪にはちょっと辛かったかしら・・・」
そうして騒ぎを乗せた電車は、北へ北へと突き進んでいく・・・何も知らずに・・・
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